ビッグモーターは買収されてどうなった? 売上激減して悲惨な経営状況を解説します!
2024年09月09日
みなさんこんにちは
喜創コンサルティンググループ会長の山本将司です。
今日はビッグモーターが買収後どうなったかについて、解説します。
ビッグモーターの再スタートと買収後の経営状況
ビッグモーターは、2023年に伊藤忠商事によって買収され、その後「WECARS」という新たな社名で再スタートを切りました。
しかし、従業員たちからは「名前が変わっただけ」との声が多く、現場での実感はあまりないようです。
従業員たちは、信頼回復がまだ道半ばであり、顧客からの信用が完全に取り戻されていないことを感じています。
売上の減少と経営戦略
ビッグモーターの売上は大幅に減少し、買収後も15%程度にまで下がりました。
しかし、伊藤忠商事の買収戦略は、金融商品化に強みを持つことで安定した経営を維持することが可能だとされています。
具体的には、仕入れ資金をオペレーティングリースの形で流動させ、関連会社の中で資金を循環させる戦略を採用しています。
これにより、表面上の売上が減少しても、ビッグモーターの経営は安定していると考えられています。
社名変更の背景
ビッグモーターの社名を「WECARS」に変更した理由は、ビッグモーターというブランドイメージの悪化にあります。
過去の不祥事や経営問題が影響し、従来の社名では顧客の信用を取り戻すことが難しいと判断されました。
そのため新しい社名に変更することで、顧客や社員に「新しい会社」としてのイメージを植え付け、再スタートを切ることを目的としています。
従業員と新経営体制のギャップ
伊藤忠商事から派遣された社員たちは、新しい経営方針の下でビジネスを進めていますが、ビッグモーターの従業員たちは、その変化に実感が持てていません。
伊藤忠商事のグループ経済圏の中で働くことで、経営リスクは減少していますが、現場の従業員たちにはその利益が十分に感じられていない状況です。
このギャップは、今後2年ほど経ってから顕在化すると考えられており、従業員たちが真に買収の影響を理解するのはまだ先のことと予想されています。
今後の課題
ビッグモーターは伊藤忠商事の経済圏内で安定した経営を目指しているものの、過去の経営陣の不祥事や経営ミスの影響が完全に消えるには時間がかかるでしょう。
また、従業員たちが新しい経営方針に適応し、顧客の信頼を完全に取り戻すことが今後の大きな課題となっています。
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